東京カラオケまつり2018の第一回大会でもある亀有大会。
エントリー期間も折り返しを迎えましたが、続々エントリーをいただき嬉しく思っています。
受付は3月12日(月)までとなっていますので、
ご出場を検討されていらっしゃる方、お忘れなくエントリーなさってくださいませ。
さて、エントリーを検討されている方から以下の質問をいただきました。
Q. カラオケ大会に有利な曲はあるのですか? やっぱりバラードですか?
実はこちら、非常によくある質問なのです。
そして、当事務局からの回答を一言で申し上げれば、
A. あなたが最も自信を持っている一曲が有利な一曲かと思います。
となります。
時に入賞を目指して「大会に選曲を合わせる」ご出場者もいらっしゃいます。
すなわち、いわゆる「大会ウケしそうな曲」を選曲するということです。
しかしながら、その曲で「あなたらしさ」を表現できるかどうかというのは、
ある意味別問題と言えるのです。
これは大会の性質にもよりますが、
ある程度の上級出場者の揃った大会であれば、
間違いなく勝敗を分けるのは、独自性です。
ほぼ全員がミスなく正確に歌い上げる大会で勝敗の差がつくとすれば、
それは「その人にしか歌えない○○」を表現できているかどうかになります。
たとえば、いわゆる大会定番曲を選曲したとしましょう。
その場合、出場者の中に同曲を選曲している方がいる可能性が高いでしょう。
するとどうしても、審査員の先生に(たとえ無意識でも)他の出場者と「比較」をされやすいものです。
また、同じ楽曲を歌っている出場者がいなかった場合であっても、
熟練の審査員の先生であればカラオケ大会定番曲には耳慣れているため、
頭の中にその楽曲の「理想形」を思い浮かべた状態で審査に臨むものです。
なので出場者の側からすれば、
審査員の「理想形」をも超える「自分らしさ」を表現できなければ、
「上手いけど、まあ予想通りだな」といった評価になりがちなのです。
ここでもし審査員に 「お、この曲をこのように表現するのか…」
と驚かれるような、審査員の斜め上を行く歌唱を披露できたとすれば、
その時はじめて、あなたらしい歌唱を強く印象に残したと言えるでしょう。
しかしながら、熟練の審査員の斜め上を行く歌唱を披露するとなると、
なかなか敷居が高いものです。
そういう意味では、大会に合わせてウケそうな定番曲を選ぶよりも、
審査員の先生が全く先入観を持っていない楽曲を披露する方が、
新鮮な印象に残りやすいと言えるかと思います。
といった理由から、
自由な発想であなたらしい一曲を選んでいただくのがベストだと考えます。
「カラオケ大会だから、こういう曲じゃないと評価されない…」と
暗黙のルールを自らで作り上げた中で曲を決めるよりも、
普段の何気ないカラオケの場で自由に歌っている時の一曲を選ぶほうが、
自然体の歌唱を披露でき、かつ新鮮な印象を会場に与えられる場合もあります。
もちろん、いわゆる「大会定番曲」であっても、
その曲をあなた自身が「自分らしい一曲」と思われるのであれば、
それはその通りだと思います。
大会にとらわれず、自分らしいと思える一曲。
その一曲こそが、最もあなたが周りを魅了できる一曲かと思います。
ぜひともあなたらしい一曲を、
東京カラオケまつりのステージでご披露くださいませ。